2010年11月9日火曜日

BOOKビジネス2.0 ウェブ時代の新しい本の生態系

 本が出たのは7月で、Twitter上で著作たちご自身によるつぶやきもあったりして「どんな内容かなー」と興味はもっていたが、やっと先月から読み始めた。他にも技術系の本もたくさん読んでいたので時間がかかったが、ようやく読了。
 内容は、署名のビジネスのところに期待すると肩透かしを食らう。いわゆる2.0ビジネスの本ではない。ここでのビジネスは業界とか関係者って意味で、儲け方法ってことではない。

  • ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系



 有名編集者やブロガーの主張は日ごろも色々なメディアで書かれている事柄と重複するので、まあそうだよねっ、って感じの部分が多い。
 僕自身は「長尾館長の図書館構想」の部分と「野口祐子さんのクリエイティブ・コモンズ」の話が新鮮で刺激をうけた。(実は、長尾構想は耳タコくらいに繰り返し聞いてはいるが、ご自身の文章で整然とご説明されたのを読んだことがなかったのだ)
 要するに、電子化されることで生まれた利益と損失、利益を最大化しつつ損失を最小化するための知恵の出し合いと実践。活動をされている方の話は説得力がある。これが面白いと感じた。

 電子ブックの話題で賑わうこの頃だが、本というものが形のないものになっていく、その一端(一部)がiPadやKindleで読むタイプのものだ。おなじみのWebやメルマガも本だ。
 ソーシャルネットで流れる人々同士の関係性は「本」だろうか、記録されてストーリーがあれば本かも知れないな。電子情報化時代にネット以外で流通する本はなんだろうと考えたり。
 いつもどおり、ただただ、まとまりなく。zzzzz

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