2010年8月29日日曜日

2030年メディアのかたち

 デジタルメディアに関する第一人者が展望する将来のメディアの形。1情報の主導権は受け手側へ完全に移る。2新しいメディアにより新しい社会構造が出来る。3マスメディアは無くなりマイメディアになる。4メディアの信頼性が価値の中心になる。ということらしい。
 デジタルメディアの進化に対して、なんとなく感じていた変化の方向やその意味に関して、明確に整然と示してくれた点で、この坪田氏の本は小生にとって重要であった。
  • 2030年メディアのかたち 坪田知己

 情報技術が発展することで、情報の流通コストが劇的に下がったこと。それによって旧来の情報流通ビジネス自体が成り立ちにくい現状(電子出版による、書籍流通のシュリンク)(オープンソースによる、技術提供単価の切り捨て、開発案件の減少)があり、多くの関係者がビジネスの組み立てに苦慮しているわけだが、この本はどのような展望を持って情報ビジネスを進めていくのかの良い指針となるのではないだろうか。
 なにより、この内容で1050円は安すぎ。坪田氏と講談社に感謝。

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