デジタルメディアの進化に対して、なんとなく感じていた変化の方向やその意味に関して、明確に整然と示してくれた点で、この坪田氏の本は小生にとって重要であった。
- 2030年メディアのかたち 坪田知己
情報技術が発展することで、情報の流通コストが劇的に下がったこと。それによって旧来の情報流通ビジネス自体が成り立ちにくい現状(電子出版による、書籍流通のシュリンク)(オープンソースによる、技術提供単価の切り捨て、開発案件の減少)があり、多くの関係者がビジネスの組み立てに苦慮しているわけだが、この本はどのような展望を持って情報ビジネスを進めていくのかの良い指針となるのではないだろうか。
なにより、この内容で1050円は安すぎ。坪田氏と講談社に感謝。
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